自己高揚バイアスと自己批判バイアス

心理学

用語の意味

  • 自己高揚バイアス

自己高揚バイアス(self-enhancement bias)とは、自分自身を実際よりも肯定的に評価し、自己の価値を維持、向上させようとする傾向のことを指します。

 

  • 自己批判バイアス

自己批判バイアス(self-critical bias)とは、自己を他者よりも低く、または否定的に評価する傾向のことを指します。

 

日本人は自己批判バイアス

自己高揚バイアス→個人主義文化(西洋)

個人主義文化では、自己を独立した存在として捉える相互独立的自己観が形成されるため、自己高揚バイアスが生じやすいです。

就職活動のように、自身の強みをアピールできることは、集団への新規参加の際に有利に働きます。個人主義文化においては、集団への新規参加が重要視されます。よって、自己の望ましい属性を強調することは、個人主義文化の下で生きていくのには必要不可欠なのです。

 

自己批判バイアス→集団主義文化(日本)

集団主義文化においては、帰属が重視されるため、既存の集団から排除されることが大きなリスクとなります。既存の集団から排除されないためには、その集団のメンバーから嫌われないように努めなければなりません。そのため、自己の欠点に注意を向け、修正しようとする自己批判バイアスが適応的な戦略として機能するのです。

ただし、親密な関係においては自己批判バイアスが弱まる傾向があります。

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